彪さんの蘇州紀行-1-(5)
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運河めぐり、虎丘 と続いて 今度は寒山寺です。
寒山寺と言えば、寒山拾得、寒山詩、楓橋夜泊(張継)、鐘声 などが思い起こされます。
禅の真髄を求めて集まった修行僧たちも多かったことでしょう。
さて、どのような所なのでしょうか。興味津津です。

6世紀始めに建てられた臨済宗のお寺で唐代の高僧寒山にちなんで寒山寺と呼ばれるようになりました。
日本の弘法大師空海も修行したといわれています。


寒山寺の受付です。
「千年古刹寒山寺歓迎汝」と横断幕がかかっています。


そして山門の前まで来ました。
山門の前には運河が流れ橋がかかっています。
橋には「楓村橋」と銘がかかっています。
「楓橋夜泊」のまさにその橋です。

この楓村橋もそうですが
蘇州運河の橋は石を積み上げた太鼓橋です。
2000年も前の土木技術がいかに優れたものであったことか
感心するばかりです。

楓村橋を渡った向こう岸には船着き場があって
風格のある建物が並んでいます。
その昔は多くの客船が繋がれていたのでしょうね。

照壁の前で記念撮影をしておきました。



道は大雄宝殿へ続きます。





大雄宝殿です。
堂々たる建物になってます。

堂の中 正面の本尊佛は金色に輝いて眩しいくらいです。
そして、線香の香りが漂います。

それにしても よく光っていること!
顔の表情から受ける慈愛や年輪の醸し出す風格
を重んじる日本の仏像とは
だいぶ趣が違っています。





鐘楼に来ました。
前に聴鐘石とあります。
でもここで聴くのは いかにも近すぎませんか?
やっぱり あの楓村橋あたりまで離れて聴きたいと思います。






鐘をつくと一突きで10年寿命が伸びるそうです。
3回までつかせてもらえました。




他の写真も含めてスライドショウにしました。
”写真集(蘇州寒山寺)”
寒山拾得の額がありました。・・・

向こうには五重の塔「普明塔」が見えます。
虎丘もそうでしたが この寒山寺も建物の屋根が
反りかえってはいません。
そのせいか この五重の塔は日本の塔と似ていて
親しみが持てました。
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