彪さんの蘇州紀行-1-(4)
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運河めぐり に続いて訪れたのは 虎丘。禅の名刹です。
揚子江_現在は長江と呼ばれています_の南のこのあたりは江南と呼ばれ、禅の道場が沢山あったそうです。
禅の盛んであった所としては 大湖の西、湖西地方も有名で、江南湖西あわせて ”江湖(ごうこ)” といわれています。



虎丘の入口 頭山門です。
オレンジ色の分厚い壁で囲まれています。



そして門の中、頭上にはこの額が揚がっています。

落ち着いた佇まい。参詣の受付です。

ここには 「呉中第一山」 と誇り高く謳い上げています。




あっ そうそう今日 蘇州市内を案内してくれるのは
このガイドさん、う〜〜っと 名前が出てこない!
楊さんだったと思うけどなぁ〜
とっても日本語が上手で、ユーモアたっぷりに案内してくれました。


またまた大きな山門

これは虎の顔だそうです。
大きく口を開いて 今にもかみ殺されそうな・・・
あはは その口に入る時は

虎穴に入って虎児を得る

のだそうです。
確かに禅の修行には
そのような強い決心が必要のように思います。
さもないと・・・彪さんのように
中途半端なことになってしまいます


ところで 遠くには背の高い塔が見えています。
あそこまで行くのですね。





境内の片隅。
水が涼を呼んでいます。

坂道を登って大きな一枚岩に来ました。
千人岩。
塔を築いた千人の工人を機密保持のために殺してしまった
という悲劇があるそうです。
そして、その塔が近づいて来ました。

961年(宋の建隆2年)に完成された蘇州で最も古い塔。
呉王闔閭の墓陵。
葬儀の3日後に白い虎が現れ、墓の上にうずくまった。
以来一帯を虎丘と呼ぶようになったとか。





浮嵐涌海と書かれた丸い潜りをくぐると
デ〜ンと塔が聳えていました。
レンガ造りなのに 精緻な細工がしてあります!!



なんだか塔が傾いて写っていますが・・・。
いえいえカメラの構え方が悪かったのではりません。
本当に塔が傾いているのです。

 ”東洋の斜塔” 虎丘塔


今度は ”幽通” の丸い潜りを通って山を下ります。
人が途絶えるのを待ったら 
静かな落ち着いた場所にもどりました。
山を下りてきて 振り返ると・・・虎丘塔
こうしてみると ずいぶん傾いています。




他の写真も含めてスライドショウにしました。
”写真集(蘇州虎丘)”
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