彪さんの安徽省紀行-1-(1)


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平成15年11月下旬 突然 中国に出掛ける事となりました。彪さんの弟 善君が中国安徽省外国専家局から招待されて出掛けることになり、それに同行することとなったのです。
では その模様を・・・・

11月22日夜遅くに上海浦東国際空港へ到着。
一夜明けて 23日 今日が中国での第一日、夜の飛行機まで上海市内を楽しむこととしました。

上海は1985年に一度訪問しています。初めての海外旅行、海外出張でした。
その時は外灘の「上海大廈」が宿でした。3泊しました。

   

上海は20年で大きく変わっていました。高層ビルが建ち並び、高速道路が縦横に巡っています。
今回は残念ながら立ち寄る事が出来ませんでしたが、
絵はがきなどで見る外灘地区は 完全に21世紀の都市になっています。
あの上海大廈はどうなっているのか・・・行ってみたかったです。
さて これは第一夜を過ごしたホテル「上海長城暇日飯店 Holiday Inn Down Town」 上海駅の前です。
「賢徳基」もあります。”カーネルサンダース”がどんな漢字で書いてあったか???
また行く時が在れば調べてこようと思います。




上海の名所はなんと言っても豫園でしょう。
伝統的上海を見るにはもってこいです。
その豫園の入り口付近です。
周りには豫園商場と言う商店街があります。
お土産物屋から食べ物屋、服飾品、絵画、
書籍、骨董、などなど・・・
活気に溢れ、国内外からの観光客 で賑わっています。

園内に入る前に 見る この大きな建物
端のそり上がった瓦屋根と臙脂色の構えに独特の装飾

”中国に来たのだ!!”

という想いが湧き起こって来ます。




豫園は 16世紀中頃 明の時代に造られた大庭園

園内は幾つかに区切られており その一つ一つが優雅な楼閣や亭のある庭園となっています。

それぞれの園は回廊や門などで結ばれていて、

"わ〜楊貴妃さんが立ったら似合うだろうなぁ"
とか・・
"この次はどんな建物があるのかなぁ?"
"どんなお庭になっているのかな?"
などと
それぞれに感嘆しつつ次への期待が膨らんで
楽しい見物が出来ました。



建物の内部 主人が客と対峙したのでしょうか。

正面にはその家の家訓とも言うべき言葉が掲げられ、
左右にも何か重要な人生の指針と思われる詞が掲げられています。

そして吉祥を現す調度品が配置され
いかにも精神性の高い部屋となっています。




次の庭園の楼閣が見えます。
八角形の優雅な建物です。
あの窓から下の庭園を見下ろしたら・・・
また違った趣の庭園が楽しめる事でしょう。


庭園と庭園はいくつもの塀で仕切られていて
まるで迷路のようです。

そして塀の上
瓦は蛇のようにうねっています。




その先端。 いやいや 蛇ではありません。
最も珍重される吉祥の動物「龍」でした。




ここにも 龍 が居ます。



そして 主庭です。
柳にとんがり屋根の亭がよくマッチしています。

豫園には奇妙な形の石がいっぱいあります。
無錫の南、太湖の底でしか取れない石だそうです。
太湖石 浸食によって形作られた自然の造形です。









”写真集(1)(上海)” をお楽しみ下さい
スライドショウになっています。

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