22.
騎牛帰家
(牛にのり家に帰る)
平成21年己丑(つちのとうし)となりました。禅で「牛」と言えばまず廓庵禅師の「十牛図」を思い起こします。
十牛図 それは 本来の自己を牛に例え、牛を探して歩く姿で禅修行の進捗状況を表しています。
そのような十牛図を解説する程の力量も資格も彪さんにはありませんが、年の初めの語として考えてみることにします。
さて、「騎牛帰家」はその第6に有り、ものの本によれば 本来の自己を手にいれ(第4得牛)、暴れまわる自己をてなづけ(第5牧牛)、自在に使えるように慣らし終わって樵歌を歌い、童歌を笛吹いたりして気ままに我が家に帰る段階と言うのです。

のっしのっしと力強く歩く牛に騎って家に帰るなんて、とても気持ちの良いものでしょうね。

「なぁんも言えない」気分なのではないでしょうか!!

振り返ってこの頃の世情を思うと「家に帰る」ことをすっかり忘れてしまったように思います。
それも 牛を探しに出かけるているのならともかく、ハイエナのように肉を求めてやたらと動き回るだけの”家出”で・・・
そろそろ本来あるべき姿を思い起こし、そこへ戻るべき時のように思います。

もっとも その手始めは この彪さん自身からです。

・・・・平成21年1月2日