17.
金鶏報暁五更前
(きんけい あかつきをほうず ごこうのまえ)
平成17年乙酉年となりました。
以前から鶏にちなんだ語として「鶏鳴五更天(鶏は五更の天に鳴く)」 というのを知っていましたが、もうすこし良い語はないかと思い禅林句集を調べていて この語に辿り着きました。
「五更」は夜を五つにわけて現すときの最後の時刻 明け方3時~5時頃 の事だそうです。

「鶏鳴五更天」・・鶏は明け方に鳴く
当たり前のことで 珍しくもありません。・・・
ところがこれが実は大変なことで 毎日決まって夜明けと共に鳴くこの自然と一体となった規則正しい生活は見習うべき事ではないでしょうか。
現代生活のなかで慌ただしく過ごしている彪さんにとっては大変に難しいことです。どうしても不規則な生活に陥ってしまいます。朝も苦手です。
「金鶏報暁五更前」・・金鶏は五更の前に鳴くとあります。
鶏の中の鶏 秀でた鶏 はまだ明けやらぬのに他の鶏に先駆けて声を発するのです。勿論 早すぎるようなことはありません。
ものごとをいち早く察知し行動に出る この働きは並大抵の事ではありますまい。
百人一首の名人は読み上げの声が聞こえる寸前に手が動いている と言います。
武術の達人には「先(せん)の先(せん)」という 相手の心の動きを察知する秘術が備わると言います。

何事に付けても 事が起こってしまってからあたふたすることの多い彪さんには望むべくもない事です。
事が起こった時 的確な対応が出来なくて 後から 「あぁすれば良かった」「あれは以前にこうして解決しておいたじゃないか」 と思いをめぐらし 相当に時間が経たないと考えがまとまって来ないのです。
そして「もう今更遅すぎる!!」となること甚だしいです。
変化を素早く察知するためには自分を研ぎ澄ませて置くことが大切なのでしょうね。
彪さんには出来そうにありません。
察知が無理なら せめて最初の対応が適切に出来るようになりたいと思います。その基盤は 「鶏鳴五更天」生活を正す事 から創られるのかもしれません。

・・・・平成17年1月2日