20.
知足
(たるをしる)
平成になって20年になろうとしています。 でも、この20年は大変おおきな様変わりの時代であったと思います。
ひとつひとつ挙げればきりがありませんが・・そのひとつに
“人として基本的に備えていなければならないと思われる徳目の欠如”
を挙げることができると思います。
そして、彪さんは 最近、何かにつけて この「知足」と言う言葉を思い出すことが多くなりました。
・・・などと言って 彪さんが徳目などを語ることが出来るわけがありません。
これから書くことは 円文寺で徹道万拙居士が ある入門者の質問に答えて解説してくれたものです。

”足るを知る、 ・・それはね 盥(たらい)の水を手前へ引き寄せることだよ。”

と言うのです。
なるほど そうか~!! と感じ入った言葉でした。
盥(たらい)の水・・・風呂桶の水でも好いです。海の水でも好いです。
・・そんなことは如何でもいいです。
”手前に引き寄せる” ところが大事です。

貪欲に引き寄せても 水は指の間からどんどん逃げて行きます。
・・・・・・そこでっ
 ” 「どうぞ!」 っと向うへ推してみたらどう? ”

というのが万拙さんの提案でした。

手前の水は減ることがありません。水が戻ってくるのです。
それも “美味しい水になって戻ってくる” と言うのです。

なぜ美味しくなるのでしょうか?
それは ”足るを知った” からなのではないか と彪さんは思います。

・・・・平成19年10月16日