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白扇倒懸東海天
(はくせんさかしまにかける とうかいのてん)
7月に富士山が世界文化遺産に登録されました。嬉しいことです。
そして富士山で思い起こすのは石川丈山の詩「富士山」です。
東海点描

仙客来遊雲外巓   仙客來り遊ぶ雲外の巓
神龍棲老洞中渕   神龍栖み老ゆ洞中の淵
雪如紈素煙如柄   雪はガン素の如く煙は柄の如し
白扇倒懸東海天   白扇倒に懸かる東海の天

この詩の結句「白扇倒懸東海天」が大変気に入っています。
雪を頂いた富士山を白扇と見立て 逆さまに懸っている と詠っています。
それを うがった見方が好きな彪さんは敢えて”懸ける” と読んでいます。

東海道を通りがかった誰かが ”ひょい” と懸けて行った・・・などと想像してしまうのです。

さて空の色は・・・済んだ秋の空? それとも霞がたなびく春?

かわって地上は・・・?
  扇の風が・・・やはり暖かい風が佳いかな?
  浜辺では地引網が始まって・・にぎわい始めているのでは!

と言うことで画にしてみました。
”東海点描” と題しました。

「東海点描」・・・・第40回全日本水墨画秀作展
 

・・・・・・平成25年8月1日