3.
挙一明三
(こいちみょうさん)
坐禅を始めて数ヶ月たった頃に知った言葉です。当時 随分 憧れた言葉です。そして今でも憧れています。「挙一明三の僧」(優れた技量を持つ雲水)と言ったように怜悧な人を形容する時に使います。由来は「白い紙の一隅を持ち挙げれば残りの三隅が付いて上がって来て自ずからその全貌が見えてしまう」ことから来ているそうです。”そうか 自動的に付随してくることを前以て知ることが出来れば「挙一明三」なのだ。なんだか彪さんにも出来そうだ” とか
”「一を聞いて十を知る」は なんだか「十倍もの事を明らめるすごい事」の感じがして、とても寄り付きがたいけど・・
それに比べれば自動的にくっ付いて来ることだし、第一たったの三で済むじゃないか”、、などと思ったことでした。「一を聞いて十を知る」も 一の次は二、二の次は三、と十まで読み取るのだ とすれば 彪さんでも経験を積むことによって出来ることが有りそうです。

ところが世の中には途中経過など無しにいきなり十だと言う人や、一二三と辿っていては行き着けない所へ行く人が居たりするのです。

そんな人には「ただただ脱帽」です。

・・・平成10年4月17日