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壷中日月長
(こちゅうにちげつながし)
円文寺に行くようになって半年した頃に老師さんから頂いた墨蹟がこの「壷中日月長」でした。
壺中日月長
中国 後漢の時代 薬売りの老人が小さな壷を大切にし人知れず夜な夜な中に入って眠っていたそうです。ついにある人がそれを知り中に入れてもらったところ、それはそれは長閑で美しい仙境であったと言います。世の中の様々な有象無象にぶち当たり内に向かいながらも何か外に向かって突き抜けたかった彪さんにとって非常に示唆に富んだ語(ご)でした。

当時は小さな壷を求めていましたが、今ではこの地球いや宇宙が壷で毎日が長閑であると思えるようになってきました。

そして毎日うとうとと睡っているような生活をしています。それに因んで画廊を「睡仙壷」と名づけました。
平成10年2月22日