7.
やっとかめ
(八十日目)
この言葉は 名古屋弁の代表です。尾張地方で普段の会話に良く使われます。「久しぶり」という意味です。
はーとの森で ちょっと挨拶するのに使って見て、もう一度そのもっている暖か味を見直しました。
”八十日”というのが何ともいえず人のこころの機微を突いていて、先人の実に豊かな心くばりを感じます。
「ちょっと、ちょっと、きのうあの人に逢ったんだわ。や~っとかめだったがね。ね~」などと再会した喜びや近況など
、、時には聞きたくないような事もあるけど、、を仲間で話したりします。
でもその話題もやがて消えて行き 二ヶ月半もした頃にはすっかり忘れてしまいます。「人のうわさも
七十五日」です。
”八十日”は すっかり消えたと思われるけれどもどこか隅っこにほんのちょっとだけ残って居る・・そんな微妙な時なのでしょう。
「や~っとかめだなも」「ほんとだがね!
やっとかめ!」と挨拶をして、互いの絆を繋いできた
先人達に心の香りを感じます。
そして、このような言葉が培われるこの地方の文化をふと立ち止まって見直してみたいと思います。
・・・平成10年10月10日