彪さんの安徽省紀行-1-(4)
いよいよ 世界文化自然遺産 黄山です。 雲谷寺まで沈さんに送ってもらって登山が始まりました。と言っても登り下りはロープウェイが利用できます。 | ||
雲谷寺までの道筋 向こうの谷筋を白雲が登って行きます。 雲海をたっぷりと眺めたいなぁ と期待がますます膨らみます。 でも 吐く息が白くなってきました 山の上の様子が気がかりでもあります。 |
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あら〜 頂上駅でロープウェイを出たところがこれです。 雪は降っていませんが 朝霧がみるみる凍り付いて・・ | ||
よく見ると 木の葉の一枚一枚に庇のように氷が着いて まるで蝶が沢山留まっているかのようです。 風が常に同じ方向から吹き付けているのでしょう 周りの樹木を見ると 風にさらされている枝には樹氷が着いていますが 風が当たらない枝は美しい緑を見せています。 |
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黄山の松は 厳しい環境の中で独特の姿をしています。 これは「黒虎松」太い幹 短い葉が短い間隔でぎっしりと着いています。 この松もそうですが・・・黄山の松はどの松も幹がまっすぐです。そして枝は葉の重さに応じて軽くしなっています。 これまで ”岩に生える松は 幹が傾いていて、微妙に曲がった枝が面白い風情を造っている” という観念で居ましたので、大いなる驚きです。 | ||
さて 次は石です。 中国の人は面白い名前を付けています。 この石は「仙人晒靴」 う〜ん ”仙人が 雨に濡れた靴を乾かしている”なんて実に仙境の石らしい名前です。 この写真でははっきりしていませんが 本当に長靴を杭の先に引っかけてあるような石なのです。 さすが 漢字の国 です。 |
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同じ場所で少し位置を変えて見ました。 冬景色の中に赤い実が鮮やかでした。 | ||
こちらは「飛来石」 確かにどこかから飛んできて・・・ 雲に乗っていた仙人が失速して不時着 そのまま固まってしまったのでしょうか!! |
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石をもう一つ 思わず人差し指を伸ばしてしまいましたが これは「小指」だそうです。 でも・・・・・ 現代っ子の柴さんには携帯電話に見えるそうです | ||
う〜ん 確かに 携帯電話かも・・ 他にも写真があります。 スライドショーでお楽しみ下さい。 |
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山上はあいにくの霧の中でしたが それはまたそれで滅多に見られない風情を楽しむことが出来ました。 山道もすべて石段が完備していました。 霧が凍り付いていてちょっと滑り易いのが怖かったけれど 歩きやすかったです。 下山してきて記念撮影。沈 光新さんも見えます。 そうそう余談ですが・・・ 范先生のトートバッグには「一帆風順」と書かれていました。 この旅行で最も印象に残った言葉です。 | ||
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